『リンダ リンダ リンダ』観てきました

 以下ネタバレ含みます。
 どうしても「女子高生ジャズバンド」の映画を思い出してしまうのは仕方が無いとしても、当然の如く類似品ではないので、香椎由宇だけが目当てで観に行った私が恥ずかしくなる程に気持ちの良い映画でした。いや、気持ちがいいとか面白かったとか、そういう言葉はポジティブすぎてこの映画にはどことなく合わないような気がします。
 もちろん、映画自体は素晴らしく魅力的で、決してつまらなかったわけではありません。『スウィング~』がマンガならばこちらはドキュメントで、全体的にオフビートな感じです。ブルーハーツという「リアルな詞」の歌を扱う以上、「学園祭に向けて皆で頑張ろうぜ!」みたいな感じの、映画的お約束が出てくるような作品には出来なかったのでしょう。
 女子高生バンドがブルーハーツでポーカルは留学生、なんていうファンタジーを成立させるためにも、その他の部分は出来るだけリアルにするのは効果的です。例えば、最初の練習で音が全然合わなかったときに、あまりに下手すぎて笑いだしてしまうなどというところは「投げ出しているわけではないが必死になっているわけでもない」この映画全体のスタンスを表している象徴的な場面のように思えます。そしてそのスタンスは、現実の高校生のものに近いはずです。
 それだけ肩肘はらない雰囲気が流れているおかげで、唯一映画的お約束で持ってきたクライマックスもすんなりと受け入れられるわけです。
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