『グミ・チョコレート・パイン』観てきました

 ブ…、ブルマー・・・。
 だけではないので、以下ネタばれありです。
 もちろん、黒川芽以嬢が目当てで観に行ったわけですが、映画自体も実に「すっぱい」佳作でした。
 例によって原作は未読なので、どこまでが監督による改変のかは分からないものの、「甘酸っぱい」青春映画に仕上げなかったのはさすがだと思います。どうにもならないもどかしさとあせりだけが先走る青春の役立たず感を、画面のこちら側にまで投げかけてくる力を持ちえたのは回想形式を取り入れたことによる効果も大きいのではないでしょうか。あの、コスプレパブでの元女教師の女性としての美しさやつよさも(中越典子が熱演!!)、またそんな自分の過去の青春の残りかすへの羨ましさと郷愁と悲しみをコブシで伝えてしまう2007年のタクオの悲哀も、この構成で無ければ語れなかったかと思えば実に映画らしいアレンジだと思えます。
 夜明けの公園でどんどん遠くなっていく美甘子やママチャリでも叫んでも追いつけない美甘子などの象徴的な場面では、根底に流れるあまりの切なさに涙ぐんでしまいました。
 「どうにもならない中高生」に対して書かれた小説の、まさにオカズというかメインディッシュとして位置するヒロインですから、救いとしての佇まいも理想の女子を体現していなければならず、その点でかの方の登用は追いつけない幻想としての美甘子をフィルムに焼き付ける上で最上の配役だったといえるでしょう。かの方以外に、軽めの「メーテル」を演じられるだけの実力を持った女優はなかなか思いつきません。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • グミ・チョコレート・パイン

    Excerpt: 平成20年、劇場での鑑賞3本目。「グミ・チョコレート・パイン」。 原作は大槻ケンヂの小説。 この小説の存在はずっと前から知ってた。 .. Weblog: h racked: 2008-01-29 21:51