『山のあなた 徳市の恋』観ました

 もちろん、黒川芽以目当てで。
 以下ネタばれアリです。
 かの方は旅館の女中さんという役どころなので当然の如く和服姿でして、これが髪型も含めて素晴らしく似合っているわけですね。主人公が少しだけ心を寄せているような設定なので描かれ方は半ばマスコット的な部分もあるのですが、かえって映画全体の中でも露出は多くないのに印象的な位置づけになっていると思います。あの時代の、かいがいしく働く女中さんらしい真面目さや可愛さが感じられて、かの方を知らない人が見ても良い印象を受けたことと思います。
 宣伝では心の洗濯等と癒し系映画のような展開がされていましたが、個人的には『茶の味』などにつながる監督らしいとぼけた味わいの笑かす映画に見えました。はっきりと笑わせる意図で入れられた場面以外にも全体を通じて流れるテンポがのんびりとしたものなので、ところどころで館内からも笑い声が聞こえていました。いやな言い方をすれば按摩さんを笑う場面では抵抗を感じないことも無いのですが、ここでそういう線引きをすること自体がナンセンスなのかもしれません。事実、生き生きとした劇中の徳市をみているとハンデがあることは忘れてしまいます。
 そもそも、この映画のクライマックスでもある「広場でのすれ違い」があれほど美しいのは、徳市が盲人であるからこそ成立する場面であるからで、私の中の矮小な道徳心などが働くべき映画ではないのでしょう。
 監督自身も力を入れたというこのシーンが、どうにも変な合成の仕方に見えたのですが、後から考えてみれば他の場面とは違い「徳市の眼からみた美千穂」なわけですから、敢えてどこか不思議な感じを受ける画面に仕上げたのだとこのあいだ気づきました。相変わらず低い鑑賞能力です。
 余談ながら、「アイドル風の女学生」にアイドルを配役しているものですから、予期せず末永遥や野村佑香などがでて来たときには思わずのけぞってしまいました。

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