無題

 初めて訃報を知ったのは、朝のコンビニでレジに流れるニュース画面からだったのですが、信じられない内容に一瞬レジ前で動けませんでした。
 神戸みゆき。
 確かにその名は読めたものの、表示が短時間であったのと間違いではないかという思いがつよく、すぐに携帯で検索をかけてみたました。すると既に色々なサイトでも弔辞が連ねられていて、事実を確認するに至ってしまったのでした。
 多くの方も書かれていることですが、本当に信じがたい気持ちと悲しい思いしかありません。
 レ・ミゼラブルを体調不良により降板したことは発表されていましたが、「少しからだの調子を崩したのかな」ぐらいにしか思っていませんでした。なので、入退院を繰り返すほどに長期化していたとは想像も出来ず、すぐにではなくても、いずれは「神戸みゆきのエポニーヌ」が観れるのだと思い込んでいました。
 セラミュー後のストレートプレイを殆ど観劇できていなかったものの、各方面からも好評を博していることはきいていましたし、実際に『森は生きている』を観たときの生き生きとした演技にはセラミューの時とはまた別の大きな可能性も感じることが出来ました。確かな実力で、同じように先達が到達されたエポニーヌを演じることは非常に素晴らしいものになると思っていました。
 その舞台もかなわぬままの今回の訃報。故人の無念さには到底及びもせず、また比べることも出来ませんが、やはり悔やまれてなりません。
 特に、テレビや雑誌での元気にあふれた明るい笑顔の印象しかないだけに、今回の知らせが余計に突然のように思えます。
 全ての仕事において一所懸命に力を注いでいた方ですから、充実した生き方だったとは思います。それでも、死人に鞭打つような言い方になりますが、あえてわがままを言えば、まだまだ元気なお姿を見ていたかったというのが本音です。
 亡くなって惜しまれない人はいませんが、今回はことさら残念な気持ちでいっぱいです。各種イベントで見せていただいた機転の効く頭の良さや演技力などの技術的な面ばかりでなく、周りの人を元気にさせる明るさや人柄は本当にかけがえの無いもので、単なるファンでしかない私ですら喪失感の大きさに戸惑うくらいですから近親の方々の悲しみは計り知れないものがあります。
 落ち着いてからサイトを巡ってみましたが、色々な弔辞を見る毎に実感がこみ上げてきて、初代や二代目の方のブログを見る頃には少し泣きそうになってしまいました。
 史上最も「うさぎらしいうさぎ」が『FIRE』で見せてくれた剄さ。普段の言葉から伝わる真面目さ。劇場で確かに届けられた感動。色々思いは尽きません。
 ただ、おそらくは、本人も、残された者がいつまでも悲しんでいるのは本意ではないでしょうから、元気を分けていただいたのであれば、それを忘れずに生きていくのも務めなのかも、などと思ったりしています。
 ありがとうございました。ゆっくりと休んでください。

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