『ネコナデ』観てきました

 以下ネタばれありです。
 もちろん、黒川芽以めあてで観に行ったわけでして、実は、かの方が出演しているということ以外、全く何の予備知識も無いままでの鑑賞でした。たぶん、何らかの引っ掛かりも無ければ自発的に観に行く種類の映画ではないはずです。いつも言うことですが、アイドル鑑賞していると自分の守備範囲でないものに触れる機会が増えてきて、もともとフットワークの悪い私が視野狭窄に陥るのを予防してくれるのがありがたいです。
 かの方は四番目のオーダーですが、一番目と二番目が主役とトラであることを考えれば実質的には準主演といってもいいでしょう。実際、物語の上でも、主人公に対する観客の気持ちを代弁してくれるような、架け橋としての役目を持った重要な役回りです。観ている側と地続きの映画が目指されていたようで、監督も「研修社員はナチュラルに見えるよう心がけて」いため、かの方にも控室で喋っているのと同じ調子で会話させたとの事です。
 猫が主役のベタベタの映画ではなく、猫もまわりの登場人物も等しく息づく映画になっている分、主人公の変容も納得のできるものになり、かの方がその変化を目の当たりにして抱くこちら側の心境の変化も素直に受け止めることが出来たのでしょう。もちろん、かの方の抑えた演技がそんなリアルさの構築に必要不可欠であったことは言うまでもありません。意志の強さも見せつつ主人公との対立を解いていく、という難役を見事にこなした姫の高い演技力が無ければ成立しない映画といっても過言ではないはずです。
 かの方のスーツ姿に萌えるのもよしですが、二重にあてがきされた大杉漣を始めとする達者な面々の自然な演技に舌を打つ、そんな味わいのある静かな映画でした。

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