『カールじいさんの空飛ぶ家 3D吹替版』観てきました

 日本語版キャスト表の中に松元環季の名前を見つけて驚きました。それと気づかなかった愚かな私の言い訳としては、本当に自然な演技でエリーの少女時代を演じられていたので邪なアンテナが働く隙も無かったという事にしておいてください。
 以下ネタバレありです。
 正直言って、泣きに行った身としては、後半の冒険は必要なかったと言えなくも無いような気もします。特番や宣伝で宮崎駿が回想シーンだけで満足したみたいな旨のことを言っていたような気がしますが、予告だけでダダ泣きしていた私も同じ思いです。(とは言いつつ、件の監督も『宅急便』で終盤の活劇を加えてしまった経緯がありますが)
 とにかく、そういう部分を期待していたからでしょう。エリーとの最初の出会いが余りに素敵すぎて、その場面の最初の台詞だけで泣いてしまいました(この場面の第一声が松元環季嬢による真に素直な声だったおかげで最初から落涙できたのかも)。自分と同じ夢を持つ者との出会いという素晴らしい場面だけに、後の展開を知っていると余計に泣けてしまうわけです。本当に、本題に入る前に充分感動してしまったので、続く冒険譚がおまけに思えてしまうのです。
 いや、わかります。じいさんの再生の物語として結末を求めるならば、あれぐらいの苦楽を共にしなければ少年との人生と言う新しい冒険の一歩も踏み出せなかったのかもしれません。だとすると、予告編では確かに見たはずの(吹替えで端折られたり私が見落としたのかもしれませんが)ラッセルをエリーが遣わしたかのようにじいさんが悟る場面が無かったのは、少し主題をぼやかしてしまう事になっているような気がします。
 と、文句ばかりを連ねていますが、全体的には鉄板の安心作なので、私のように偏屈な観客でなければ満足していただけることは確実でしょう。
 実際、感涙に咽ぶ回想シーンも、圧倒的な技術力を持つピクサーの、それこそ偏執的に積み重ねた動きの集積がなせる業ですし、それらの動きをそんな苦労の末の産物とは見せない為の単純化が丁寧に行われていると言う点でも、間違いなく一級品と言えるでしょう。
 蛇足ながら、じいさんに飯塚昭三という配役も最高でした。確かに、原語版のソウルフルな声に比肩しうる日本の役者と言えば、このキャスティングしかないでしょう。

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2009-12-04

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