『ミュージカル美少女戦士セーラームーン ‐La Reconquista‐』を観て 其の二

前項より続き

以下ネタバレ有りです。御注意ください。
良くも悪くも、旧作(特に後期)はミュージカルというよりも歌謡ショーに近い構成でした。各座長毎の主題歌や各キャラクター毎の主題曲が印象に残るため、初見での解りやすさや二作目三作目と観たときの親しみやすさもありました。
今回、この効果的な方法を選ばなかったところに、作り手の「ミュージカル」に挑む思いが現れていると思います。
もちろん、次回作の企画も無い段階で連作を考えた曲作りなどできないでしょうし、また、巷にセラムンが溢れていた頃と違ってミュージカル版主題歌で舞台としての独自性を訴求する余裕もないでしょう。セーラームーン20周年記念という大きなイベントの一環としては『ムーンライト伝説』の方がふさわしい訳です。
ただ、そんな推測される事情とは別に、オーバーチュアーから入る幕開けやそれぞれの歌が重なりあってひとつの大きな歌になっていく一幕の終わり等は実に「ミュージカル」を観ている気にさせます。
こんな、セラミューのミュージカル回帰への決意が、レコンキスタという少し物々しい副題を付けさせた…と思うのは考えすぎでしょうか。
そして、独自の進化の末に勝ち取った良い意味での歌謡ショー的構成を手放しながらも間違いなく新作セラミューであったところに、平光氏ら「生き残り」の方々の志しを感じてしまうわけです。

この項ふたたび続く

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