知られざる世界


表題誤り。
再び、幼児期の学習には特別な効果があるように思える話。
私はタバコを吸わない。
禁煙している訳でなく、生まれてこのかた喫煙した事が無い。
だからといって非喫煙者の方がエライ等と言うつもりは毛頭も無く、むしろ喫煙具に趣を見いだせる煙草飲みの方々が羨ましくて煙管や灰皿を買ってしまう程である。
ではなぜ非喫煙者のままなのかと言えば、ただ単に、タバコから受ける恐怖心が一歩踏み出す勇気を凌駕だけである。従って「タバコを吸わない」と言うよりは「タバコを吸えない」と言った方が正しい。
これらは全て幼少期に見た一枚の画像のおかげであり、その画を流していたのは『知られざる世界』という番組だった。
日曜の夜、我が家ではテレビがよみうりテレビに固定され、『素晴らしき世界旅行』から『知られざる世界』、で『バイオニックジェミー』やら『チャーリーズエンジェル』などへ流れ込むのが定番だった。
『知られざる世界』は、時おり超能力なども取り上げる木曜スペシャル的な匂いもあったが、そのカタイ印象から視聴を許されていた。どんな題材も実際の現場を取材し実証する姿勢が貫かれ、そこに被さる佐藤慶のナレーションが更に学術的香りを添える硬派な番組。そんな渋い物を喜んで見ている変な子供。
で、その日、画面には実物の肺が映し出されていた。しかも二つ。
どんな題材かは忘れたが、タバコが肺に与える影響を比較検証すべく、喫煙者の肺と非喫煙者の肺が二つ並べて映し出されていた。
おそらくは献体からの物と思われる二つの肺は、綺麗なピンクと灰色とに区別出来るので、誰の目にも灰色の方が喫煙者の肺である事は明らかだった。それほど、タバコを吸うと肺に甚大な影響があると言いたいのだろう。
そして、この番組がエライのは、実物の肺で比べるだけでも充分なのに、丁寧にも喫煙者の方の肺を切り開き内部の様子まで見せてくれる所だろう。
画面いっぱいに広がる切断面。
そこから流れ落ちる黒い液体。
多分、現在では電波に乗せられない位の映像が、子供にどれ程の衝撃を与えたかは想像に難くない。
タールの含有率が高い銘柄じゃないかとか、どれだけタバコを吸った肺なのか等、色々と不正確な部分があるにせよ、人間の身体の中にドロドロした物が蠢いているとのSFホラー的展開は 『SFボディスナッチャー』同様の恐怖を与え、めでたく非喫煙人間の出来上がり。

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