『リアル鬼ごっこ』観ました


監督の名前と真野恵里菜で気になっていたところ、いつもなら観ない映画なのにポスターの最後で三田真央の名前を見つけて鑑賞決定。
「そりゃあ制服で出る訳ないわな。それにしても美人になったなぁ。」等とセラミュー者にありがちな感想で落ち着いていると、予想以上の展開で度肝を抜かれるハメに。あと、ここでも仕事がカッコいい斎藤工。男前。


以下ネタバレあり。

久々に映画らしい映画を見た。というか、(別にパンチラが多いからという訳で無く)実に監督らしい作品。私のように実際に見た事のない者が想像するPFF応募作品みたいな、かぐわしい青臭さが心地よい。「女の子はみんなヘン」とか「シュールに負けるな」とか、中二病的台詞からも懐かしさを感じる。
おかげで、「私達で遊ぶな!」との叫びも、こちらの胸に突き刺さる。実際、「女子高生」を消費している現実世界へは、メタ構造を取る方が衝撃も大きいはず。上手い。
勝手に、USJのCMみたいなトリンドル嬢を期待していた身には逃げ回る場面の方が多かったのが残念ながら、その立場を貫いた上での最後の叫びだけに痛切さも増すのかと。ゲームキャラという点だけならトリンドル嬢の端正な顔立ちだけでキャスティングされたのかと思ってしまうが、あの複雑な設定をこなせる演技力の点からも最適な配役。
『自殺サークル』を連想させるらしい(観ときゃよかった)冒頭の強烈なツカミも、その笑いそうになる残虐さは今から思えば作品構造のヒントだったかも知れない。学校の看板は単なるフィクションの記号として看過し、交番の場面まで女しかいない世界である事に気がつかなかった私。
己の鑑賞力の低さを、全てあの巧妙にミスリードを誘う宣伝のせいにはできまい。
ま、そんな理屈とは関係なく、劇場に来ていた女子高生から「わけワカラン」とか「走ると思い出しそう」等との声を聞くと、しっかりと爪跡を残しているようで何より。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック