『ピクセル』観ました


今年、いちばん好きな映画かもしれない。

以下ネタバレあり。
レディ・リサの件だけで映画全肯定。二次コンから見れば、あれ以上の結末は無い。甘い、確かに甘い。しかもそのうえドリーミィ。そやけど、そこがエエんや。
誰も死ねへん、みんな帰ってくる。宇宙人とも和平協定が結ばれて、消えた右手も戻ってくる。更に、オタクをこじらせたダメ中年も失地回復する完璧なハッピーエンド。ここまで幸せな結末を何のてらいも無く見せてくれた映画は随分と久しぶりな気がして少し泣きかける。
そんな恥ずかしい位に重たくない筋書きを圧倒的画面力で引っ張っていく造りなので、スクールバスの向こうから彼女が現れた時、なぜか解像度が上がっていっても愛の成せる技かと思ってしまう位にはノセられている。
正直に言って、前半では予告編で見た場面の確認が主になる浜村効果の為に少しダレてしまう部分が無いわけでもないが、ピクセル化攻撃という画面自体に映像の快感があるので緊張は持続できる。
で、きちんと最終決戦は白昼の対決になっていて、特撮的にも退路を断っての絵造りが物語を盛り上げている中でのレディ・リサ登場(あまりの素晴らしさに少し落涙)。それだけでも凄まじい効果なのに、先にパックマン開発者が腕を喰われる流れを見せてあるおかげで「君になら斬られても~」の場面が予定調和に陥らずに済むという周到さ。映画全体では小ネタの笑かし所でしかない部分でも、ここまで練り上げられているのが流石。
更に、ここまで幸せ展開を繰り広げ来たおかげで、怪獣酋長の死と共に(マチガイ)消えてしまう時の悲しさも際立つという念の入れよう。私が勝手に盛り上がっているだけで、あくまでも物語の本筋からは離れたネタ分岐であるにもかかわらず、である。
そして、完全ハッピーエンドの映画としては彼女が消えたままで終わるはずもなく、甦ってくれて熱いベーゼを交わすわけですが、そんなエエ話しで 済まさず「元はキューバード」との設定だけでエンドクレジットでも笑かしにくる。やるコトはやってるのが笑う。
他にも、やっぱり闘う大統領とか、ラスト決戦の奥さんカッケーとか、エンドクレジットも含めてソール・バスに通じる格好よさ等、書きたりない部分は全て幸せな大団円の前に隠れた形。
本当に、サービス精神に溢れた作品。

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