ハニーゴーラン ONEMAN LIVE 『825Night Party ~3度目の正直~』で
きっとあの人ら(KさんHさんS君)にも「なんであの時いっとかヘンかったんや」と後悔する日が来るのだから太陽政策とか言うてる場合やない、友人を失うくらいの勢いで今後はためらわずに腕力を使ってでも拉致れ、どんな手段を使ってでも連れてこい……との伝言を未来の自分へ残したいくらいに凄まじく素晴らしいライブでした。
例によって開演ぎりぎりに到着したところ、会場は本当に文字通り立錐の余地も無く、今回は入り口付近からの鑑賞となりました。聞いた話では80人分も用意していたサイリウムがすぐに無くなったとの事ですから、動員的にも三度目の正直を達成するくらいに大成功だったのではないでしょうか。
そんな安堵感と興奮のなか『Parallel lines』の前奏が流れるだけで「うわ、一曲目からコレて、すごい本気!」と高まっているところ『エメラルド』『Ray of hope』『My Fiction』『あさぎり』という疾走曲のつるべ打ちで会場中がカッコよさにクラクラ来ていた直後に自己紹介となったため、観客からのレスポンスも過去最大級の物になったようです。
いわば普段のライブの物量でもって一気に心を持って行かれてしまうわけですから、最高の盛り上がりにならないはずがないわけです。
最高のツカミで会場の人心をさらった後、沁みいる『粉雪』と『My Color』で心は整えられながらも掴まれっぱなしの眼前。そこで始まるソロパフォーマンス。これがまた、お二人の個性をそれぞれに生かし切った、手持ち武器をハイパー化したようなものだったので、その素晴らしさに悶絶していました。
加野さんは、女神を思わせるような衣装で素敵なダンスを披露されたのですが、これが、もう、本当に女神が降りてきたのかと思うくらいに美しく、自分はバレエ公演の会場に来ているのではないかと錯覚するくらいに見とれてしまう舞台でした。
前田さんは、本当に苦手だったんですかと思ってしまうくらいに自然なピアノで弾き語りを披露されたのですが、これも、もう、その可愛い歌声が会場中を魅了していく様がまさにミューズのようで、アイドル力が倍加された舞台はもっともっと見ていたいと思わせる物でした。
(この項続く)
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