ハニーゴーランを難波Meleで
『I DO LOOKIN VOL.21』にてトリを務められ、アンコールも含めて『エメラルド』以下6曲を熱唱。私が言うと果てしなくウソっぽいのですが、これが本当に「熱唱」で、ハニーゴーランほど巻き返しの強いアイドルはいないのではないか、と思えるほど熱さと楽しさに満ちたライブでした。
正直に言って、MC上では動員数1億5千万との発表をしなければならないような平日の夜ゆえの状況があった事はたしかですが、そんな状況からでも(そんな状況だからこそ)最高の盛り上がりへと導いていき、最終的に「オレオカレー」のような新たなる伝説まで残してしまう御二人のアイドル力には改めて感嘆するばかりです。
舞台上でのカレーというアイドル自らの禁を犯してまでの楽しさに至るまでには、間奏での発言もきちんと拾い着実に行動へ移せるファンの方の瞬発力と、そんな行動力のあるファンの方への全幅の信頼があったわけで、つまりは、あの光景自体が色々な状況が重なったからこその奇跡と言えるでしょう。
単なる悪ふざけではなく、カレーが登壇するに足る資格を持つまでには、あの時あの場所での色々な流れと思いが結びついた結果があったので、ハニゴのライブならではの無軌道ではない楽しさに繋がっていました。
勿論、実際の現場ではそんな理屈を感じさせる隙など微塵も無く、むしろ、鉄壁の布陣の如きセトリと、その間の意志ある力強いMCで、一気にアンコールまで駆け抜けた感のある熱いライブになっていたのですが、これには今回の会場がMeleであったという事も幸いしていると思います。
ご自身もおっしゃる通り、よく出演しているせいかMeleでは独特のライブになることも多く、今回のようにアゲインストからの素晴らしい巻き返しが見れたのも、この会場ゆえの事かもしれません。
ステージとの緊密感(今回は特にドキドキしました)もさることながら、イベント全体の司会がつくという独特のスタイルがライブ全体の流れをきちんと盛り上げてくれているおかげのような気もします。自分のような古い人間には割と重要な部分です。
意識も高く、もっと先を目指しているお2人には少し悔しい部分があったかもしれませんが、ファンにとってはいつも以上の盛り上がりがあった熱く楽しいライブでした。
この盛り上がりのまま、イベントも駆け抜けていただければ、と。

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